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春祭本「紅の腐合格体験記」 - 宵闇
2015/08/31 (Mon) 12:09:38
春祭本「紅の腐合格体験記」について感想をお寄せください。
なんやかんやで取り扱った「星」、「詩に続くもの」、「覚えていたかった」に関しては、後日アップするのでもう少しお待ちください。
Re: 春祭本「紅の腐合格体験記」 - 宵闇
2015/09/13 (Sun) 18:15:13
「星」(葉鹿野もの)についてのなんやかんや
1、筆者より
・実は徹夜で書いた
・人物を都合よく動かしすぎたかもしれない
・表現には重点を置いた
2、本編
・表現が素敵で見て楽しめた。具体的な名前があると目に浮かびやすい
・少し硬質なので読みきった時に満足感がある
・終始ほのぼのしていてほっとした。いい意味で文藝部らしくない
夜のおはなしなのに怖くない!すごい!
・いいパパといいママ。家族してるなあ、という印象
・重厚さが強いがトップバッターに相応しい文章だと思う
・会話のスキップ具合がちょうど良い
読み聞かせに使う話と雰囲気が似ている。ほのぼのさの原因の一つか
・「少年」という言葉のベストマッチ感
・少年のセリフが発言になっていないところがいい雰囲気
・鳩ってそんな風に鳴くかな
→それは人それぞれ
・自然の表現が綺麗でここに住みたいくらい
3、再度作者より
・川端康成風に書いてみました
・肯定的な意見がたくさん貰えて嬉しい
Re: 春祭本「紅の腐合格体験記」 - 宵闇
2015/09/13 (Sun) 18:33:05
「詩に続くもの」(きゅーすけ)についてのなんやかんや
1、作者より
・詩ばかり書いているので物語も書いてみた
・人物はひとり書いたら精一杯だった
2、本編
・普段ラノベばかり読んでいると難しく感じる。意味が入ってきづらい
・ストーリー性が欲しい。もっと思うままに書いてよかったのでは
・物語と詩の中間という印象
或いはエッセイにも近かったので、そちらに寄せても良いかも
・地の文が重い気もするが、いい雰囲気を出してもいる
普段使わない単語が多いことと、その繋ぎが独特だからかもしれない
・「粘凋性の膜」という表現は肌の比喩か。拒絶を含んで見える
→肌というより、その外の空気。「壁」のニュアンスはある
・主人公は女性、相手は男性という設定
女の子の「運命の出会い」と、「はじめてのもの」を重ねている印象
・直前に配置されている詩とは関係があるのか
→ない
・内面の描写自体は多いがぼかされている。状況が読み取りづらいかも
→作者的には全部理解させようとしていないので別にOK
・物理的に思い浮かべると少々変な感じになるな
3、再度作者より
・書くの難しかった
・レポート書く気分で書いてしまった
Re: 春祭本「紅の腐合格体験記」 - 宵闇
2015/09/13 (Sun) 20:20:36
「覚えていたかった」(ジャックパンダ)についてのなんやかんや
1、作者より
・ぶっちゃけ思いつきで書いた
・違和感はご愛嬌
2、本編
・どちらかといえば軽く、緩急もそこそこついていて面白い
・葬式の現場で男が隠れる必要性はあったのだろうか
→ないです……
・目覚ましの「電子音」と平坦な「電子音」の呼応がよい
ただ最初の電子音は葬式からの流れで心拍とも読めてしまう。紛らわしい
・電車のあたりから時系列がごちゃごちゃになりやすい
・一人称の文に三人称的な「男は」が入ってくると違和感がある
→死人は状況がわかっていないことが重要。どちらに固めるか難しい
・医者と看護師には名前があるのは何故
→主軸となる一家からは離れた存在なので
・視点変更が少し分かりづらい。何かしら目印があるとよい
・黒い波が唐突すぎて少々面食らう
・言葉の流れが好き。読後に謎の納得が来る
・設定がしっくりくるまでに時間がかかる印象
3、再度作者より
・人をいっぱい出し、その上主人公をぼかしたら大変なことになってしまった
要検討です